Windows 10の最新バージョン「Windows 10 Version 2004」に、インターネットに接続できなくなる場合がある不具合が存在することをMicrosoftが認めたことがわかりました((Windows Latest)。
Windows 10リリース情報の中にあるVersion 2004の既知の不具合をまとめたページには、8月31日付けで以下のような項目が追加されています。
Certain WWAN LTE modems might not be able to connect after waking from sleep
After waking from sleep or hibernation, certain WWAN LTE modems might show no internet in the Network Connectivity Status Indicator (NCSI) in the notification area and might be unable to connect to the internet.
To safeguard your update experience, we have applied a compatibility hold on Windows 10 devices with affected WWAN LTE modems drivers installed from being offered Windows 10, version 2004 until the issue has been resolved. If your organization is using Update Compliance, the safeguard ID is 28428232.
不具合の内容は、特定のWWAN LTEモデルを搭載したデバイスがスリープ後にインターネットに接続できなくなる場合があるというもの。スリープまたはハイバネーションから復帰した後に、Network Connectivity Status Indicator(NCSI)に「インターネット接続なし」と表示される場合があるそうです。
問題の回避策として、「機内モード」を有効にしたあと無効に戻す方法が案内されています。対象のデバイスに対してはアップグレードブロックが設定されていて、Microsoftは9月後半に修正を提供する予定です。
Microsoftは今回の不具合を特定のWWAN LTEモデム搭載機に限定していますが、Windows 10 Version 2004リリース後に発見されたNCSIに関する不具合と関連している可能性も考えられます。