MicrosoftがWindows 10の既知の不具合をまとめたWindows Release Informationページを更新し、最新のVersion 2004などに影響する3つの既知の不具合を追加した事がわかりました(gHacks)。
Windows 10 Version 2004の既知の不具合として、以下のような項目が追加されています。
なお3件追加されていますが、2つは解決していて1件のみ調査中となっちます。
問題1: Microsoft Officeを開こうとするとエラー
KB4557957のインストール後に、アプリ(特にMicrosoft Officeアプリ)が開けなくなるという問題です。影響を受けるユーザーは、「Windowsで"c:\program files\microsoft office\root\office16\winword.exe"が見つかりません。名前を正しく入力したことを確認してからもう一度お試しください」といったメッセージが表示される事があります。
問題は特定のバージョンのAvastまたはAVGアプリケーションを実行しているデバイスでのみ発生し、Avastによって解決策がすでに提供されています。
影響するプラットフォーム:
- Client: Windows 10, version 2004; Windows 10, version 1909; Windows 10, version 1903
- Server: Windows Server, version 2004; Windows Server, version 1909; Windows Server, version 1903
問題2: GameInput Redistributableを使用するアプリやゲームでマウス入力が失われる
Windows 10 Version 2004とGameInput Redistributableとの間に互換性の問題が存在し、影響を受けるアプリやゲームでマウス入力が失われる可能性があるという問題が報告されていました。しかし、その後の調査によって、この問題はGameInput Redistributablのどのバージョンにも影響しないことが判明し、不具合は解決したと認識されています。
影響するプラットフォーム:
- Client: Windows 10, version 2004
問題3: 印刷しようとするとプリントスプーラーでエラーが発生するか予期せず終了することがある
特定のプリンターで印刷できない場合があるという問題です。印刷しようとするとプリントスプーラーがエラーになるか予期せず終了し、影響を受けるプリンターからの出力がありません。
印刷しようとしているアプリで問題が発生することもあり、アプリからエラーを受け取るか、アプリが予期せず終了する場合があります。さらにPDFへの印刷など、ソフトウェアベースのプリンターにも影響を与える可能性があります。
Microsoftはこの問題を修正するために作業中です。
影響するプラットフォーム:
- Client: Windows 10, version 2004; Windows 10, version 1909; Windows 10, version 1903; Windows 10, version 1809; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10, version 1803; Windows 10, version 1709; Windows 10, version 1607; Windows 10 Enterprise LTSC 2015; Windows 8.1
- Server: Windows Server, version 2004; Windows Server, version 1909; Windows Server, version 1903; Windows Server, version 1809; Windows Server 2019; Windows Server, version 1803; Windows Server, version 1709 ; Windows Server 2012 R2; Windows Server 2012