Windows 10 Version 2004用を搭載したデバイスで、スリープモードが正常に動作しない不具合が発生していることがわかりました(Windows Latest)。9月のオプションアップデートが公開された後から発生しており、コンピューターをスリープモードに設定しても自動的に復帰してしまうとのことです。
今回の問題は、Windows Updateに関連するプロセスである「MoUSO Core Worker Process (MoUsoCoreWorker.exe)」がスリープの中断を引き起こしていて、オプションアップデートのインストールが保留されている場合、意図しないウェイクアップが発生する可能性ある模様。
あるユーザーは「蓋を閉めたり、電源ボタン押したり、電源メニューからスリープを選択しても、スリープ状態にならず、朝まで画面が単純にオフになるだけだ」とFeedback Hubで指摘しています。また同様の報告はMicrosoftフォーラムでも確認可能です。
目次
Windows 10 Version 2004のスリープモードの問題を修正
今回発生しているスリープモードの問題を修正する方法として、まずWindows Updateトラブルシューティングツールを使用する方法が提案されています。
これでだめな場合、Windows Updateの設定で、更新と再起動をスケジュールし意図しない時間帯に更新サービスが実行されないように変更する方法もあります。設定変更後コンピューターを再起動してスリープモードが正常に実行できる
か確認します。
さらに、Windows Updateサービスを再起動して保留中の更新プログラムをインストールする方法も存在します。
以下の手順です。
- スタートメニューで「Services.msc」を検索して実行。
- サービスウィンドウで「Windows Update」サービスを探す。
- 右クリックして「停止」後に「開始」を選択。その後「再起動」を実行。
- Windows Updateで更新をチェックし、保留中の更新プログラムをインストールしてデバイスを再起動する。
ただしこれらの回避策は一時的なもので、問題が再発する可能性もあるようです。