Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 10の各バージョンに対する累積アップデートをそれぞれ公開しました。
- Windows 10 Version 20H2/21H1/21H2/22H2: KB5051974
- Windows 10 Version 1909: EOS
- Windows 10 Version 1903: EOS
- Windows 10 Version 1809: KB5052000
- Windows 10 version 1803: EOS
- Windows 10 version 1709: EOS
- Windows 10 version 1703: EOS
- Windows 10 version 1607: KB5052006
- Windows 10 Version 1511: EOS
- Windows 10 Version 1507: KB5052040
それぞれWindows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して導入することが可能で、変更点は以下の通りです(セキュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。
February 11, 2025—KB5051974 (OS Builds 19044.5487 and 19045.5487)
Windows 10 Version 22H2用の更新プログラムKB5051974では、1月28日に公開されたKB5050081の内容に加え OSの内部機能に対する雑多なセキュリティの改善が行われています。
リリースノートは以下の通りです。
ハイライト:
This update addresses security issues for your Windows operating system.
改良と修正:
This update makes miscellaneous security improvements to internal OS functionality. No additional issues were documented for this release.
更新プログラムには以下の3件の既知の不具合が存在します。
症状 | 回避策 |
---|---|
2024年10月のセキュリティ更新プログラムのインストール後、OpenSSH(Open Secure Shell)サービスが起動に失敗し、SSH接続ができなくなるという問題が一部のユーザーから報告されている。詳細なログを記録することなく失敗し、sshd.exeプロセスを実行するには手動操作が必要。企業、IoT、教育機関のユーザーに影響し、HomeまたはProエディションに影響するかは調査中。 | パーミッションを変更する回避策を使用することができる。
|
特定のCitrixコンポーネント(Citrix Session Recording Agent (SRA) version 2411)がインストールされたデバイスで、2025年1月のWindowsセキュリティ更新プログラムのインストールが完了しないことがある。 | Citrixが2025年1月のWindowsセキュリティ更新プログラムをインストールする前に実行できる回避策を含め、この問題について文書化している。詳細については、Citrix社のドキュメントを参照のこと。 |
WindowsイベントビューアにSgrmBroker.exeに関連するエラーが表示されることがある。このエラーは、「Windows ログ > システム」にイベント 7023 「The System Guard Runtime Monitor Broker service terminated with the following error: %%3489660935」と表示される。
SgrmBroker.exeは現在運用されておらず、更新プログラムがサービスの初期化と競合してエラーが表示されたとしても、パフォーマンスや機能に影響はない。 |
特別な対処は必要ないが、イベントビューアにエラーが表示されないようにサービスを安全に無効にすることができる。
現在解決に向けて取り組んでおり、次回のリリースで最新情報を提供する予定。 |
更新プログラムはWindows Updateの他、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。