Microsoftは2月11日(現地時間)、Microsoft 365 Developer DayでWindows 10Xに関するさまざまな新情報を公開しましたが、そのなかにOSのアップデートに必要な時間が従来より非常に短くなるという興味深い情報が含まれていることがわかりました(The Verge)。
Windows 10XではOSの更新をダウンロードし、再起動時にそれにスイッチすることで、全ての工程が90秒以内に完了するとのことです。現在Windows 10では、更新プログラムを適用するために、ハイエンドシステムでも数分から数十分の時間が必要であるため、Windows 10Xではこれが大幅に短縮されることなります。
Windows 10Xのアップデートの高速化の秘密はコンテナテクノロジの導入にあります。オペレーティングシステム、ドライバー、アプリがすべて独立しているため、デバイスの再起動後に最新のOSアップデートに簡単に切り替えることが可能になるのです。OSやアプリやドライバーに直接リンクされておらず、Win32プログラムもコンテナー内で実行され、アプリはシステムファイルに変更を加えることができません。これにより、OSとWindows Updateのパフォーマンスの向上が図られます。
毎月の月例更新でOSの更新に時間がとられるのはWindows 10ユーザーの大きな悩みでしたが、Windows 10Xではこのような苦労は過去のものになるのかもしれません。