Microsoftは12月20日、Windows 11 23H2の初期セットアップ中にナレーターが起動しないことがある既知の不具合を修正した新しいISOイメージを公開しました(Neowin)。
ナレーターの問題は11月末に発見され、Windows 11 23H2の既知の不具合としてリストアップされていました。
不具合の内容は「物理メディアまたはディスクイメージ(ISO)を使用してWindows 11, Version 23H2(Windows 11 2023 Updateとも呼ばれる)をデバイスにインストールする際、Microsoft Narratorが起動しないことがある」というもの。インストールプロセス開始中に、ナレーターはWindowsに存在するものの、応答しない状態で開くことがあるそうです。
Microsoftは、この問題を解決した新しいISOイメージを公開しています。
Resolution: Starting December 19, 2023, a new file is available to create an installation media to update to Windows 11, version 23H2. The new media does not encounter this issue and contains the December 2023 security update. It is available for download at the Software Download page for Windows 11 in the section “Download Windows 11 Disk Image (ISO) for x64 devices”. Guidance on installation can also be found at this site.
解決方法: 2023年12月19日より、Windows 1, Version 23H2にアップデートするためのインストールメディアを作成するための新しいファイルが利用可能になります。この新しいメディアには、この問題は発生せず、2023年12月のセキュリティ更新プログラムが含まれています。このファイルは、Windows 11のソフトウェアダウンロードページの「x64デバイス用Windows 11ディスクイメージ（ISO）のダウンロード」からダウンロードできます。インストールに関するガイダンスもこのサイトでご覧いただけます。
問題を解決した最新のISOファイルはWindows 11の公式ダウンロードサイトからダウンロードすることができ、2023年12月のセキュリティ更新プログラムも適用済みとのこと。
Windows 11では最近、Wi-Fi接続に関する問題や、プリンターに関する問題が報告されていますが、前者は不具合だけをロールバックするKIR(Known Issue Rollback)によって、後者はトラブルシューターの提供によって対策が行われています。
