Windows 11の機能アップデート「Windows 11 Version 24H2」をインストールすると、8.63GBのWindows Updateキャッシュを削除することができないという問題が報告されています。
この問題に対処するため(?)、システム・ファイル・チェッカー(sfc)などを使った試行錯誤が行われた結果、「sfc /scannow」で毎回破損したファイルが検出されるというバグも発見されていましたが、Microsoftはこの問題を認め、プレビュー版の更新プログラムで修正を行っています(Neowin)。
24H2のRelease Previewチャンネルビルド「Windows 11 Build 26100.2152 (KB5044384)」のリリースノートには以下のような情報が掲載されています。
[sfc /scannow command] Fixed: You get errors every time you run the command.
[sfc /scannow コマンド] 修正: コマンドを実行するたびにエラーが発生します。
sfcはWindowsのネイティブ・ユーティリティで、破損したり壊れたWindowsファイルを復元して修復するのに使われます。今回、sfc /scannowを実行すると、Microsoft.Web.WebView2.Core.dllのハッシュの不一致が発生し、問題が報告されていたようですが、プログラムの機能的に問題があったわけではありません。
KB5044384は月末に公開されるプレビュー更新プログラム(Cリリース)で先行して公開され、同じ修正内容が来月の月例更新プログラムに含まれて一般提供されると予想されます。