Windows 11 Version 24H2で新たにゲームに関する問題が発生。「自動HDR」が原因

Windows 11の大規模アップデート「Windows 11 Version 24H2」では、これまでにも多くの既知の不具合が存在することが確認されています。

前の記事ではオーディオ出力に関連した不具合をお伝えしましたが、それとは別に、Windows 11 Version 24H2で「自動HDR(互換性のあるハードウェアでSDRコンテンツをHDRに変換し、ビジュアルを向上させる機能)」が原因でゲームに関する問題が発生していることがわかりました。

Windows 11 Version 24H2の既知の不具合をまとめたページには以下のような内容が掲載されています。

不具合の内容は、「Windows 11 Version 24H2をインストールした後、デバイスで自動HDRを有効にしている場合、ゲームで問題が発生する可能性がある」というものです。特定のディスプレイ構成で、ゲームの色が正しく表示されない場合があり、また、一部のゲームが応答しなくなることもあるとのこと。

Microsoftは問題を回避するために、自動HDR を有効にしているデバイスに対して互換性ホールドを適用しています。該当する環境では、Windows Update経由でWindows 11 Version 24H2は提供されず、Windows Update for Business レポートを使用しているIT管理者は「セーフガード ID: 55382406」を使用してこの問題を確認することができます。

この問題は、自動HDRを無効化することで回避することができます。

• 設定画面を開く。
• 「システム > ディスプレイ」に移動。
• 下にスクロールし「グラフィックス」を選択。
• 自動HDRを全てのゲームでオフにするか個別にオフにする。

Microsoftはこの問題の解決に向けて取り組んでいて、詳細が分かり連絡するとしています。