Microsoftは毎月、世界中に存在する大量のWindowsデバイスに対し更新プログラムの提供を行っています。
アップデートのサイズの削減や、インストール時に必要な時間の短縮が、リソースの有効活用のために重要となっているなか、Windows 11 Version 24H2とWindows Server 2025に「チェックポイント累積更新プログラム(checkpoint cumulative updates)」と呼ばれる新しい技術が導入されることがわかりました(Windows IT Pro Blog)。
現在、Windows 11の累積アップデートには、RTM以降のすべての変更が含まれていますが、チェックポイント累積更新プログラムではこれが変更されます。
前回のチェックポイント累積アップデートからの変更点のみを含む、より小さな差分アップデートによって、機能やセキュリティの強化を得ることができるようになります。
これにより、時間、帯域幅、ハードドライブの容量が節約できるようになります。
今後、マイクロソフトは累積アップデートをチェックポイントとして定期的にリリースする可能性があり、その場合、後続の更新プログラムは次のように構成されます。
- チェックポイントに関連付けられた更新パッケージファイル
- 最後のチェックポイントのバイナリのバージョンに対する増分バイナリの差分を含む新しい更新パッケージファイル
Microsoftは、Windows 11で更新プログラムの配信方法の改善を行い、平均サイズを約40%削減する新技術を導入しました。2024年には同じ変更がWinows 10にも導入されています。
新しいチェックポイントシステムによって、さらに更新プログラムが小さくなり、アップデートに必要な時間がすくなることが期待できます。
[via gHacks]