Microsoftは今年後半、Windows 11の機能アップデート「24H2」をリリースする予定です。
24H2では一般ユーザー向けに多数の新機能が追加される予定ですが、開発者はDev Driveの改良にも期待して良いかもしれません。24H2ではDev Driveのファイルシステムのパフォーマンスが大幅に向上し、大容量のファイルコピー操作がほぼ瞬時に実行できるようになるとのことです(Windows Blog)。
Microsoftは、Dev Driveに追加されるファイルシステム・ブロック・クローニング機能の利点を示すため、同機能を搭載したDev Driveと標準のNTFSを比較したベンチマーク結果を公開しています。大容量のファイルではDevDriveの速度が90%以上も向上していることがわかります。
NTFS |
Dev Drive with Block Cloning | Improvement | |
---|---|---|---|
10GB file | 7s 964ms | 641ms | 92% |
1GB file | 681ms | 38ms | 94% |
1MB file | 11ms | 9ms | 18% |
18GB folder (5.8K files) | 30s 867ms | 6s 306ms | 80% |
MicrosoftはDev Homeアプリをさらに改良し、Hyper-V仮想マシンとクラウド上のMicrosoft Dev Boxを管理するための新しい「環境」セクションを追加します。新機能を利用すると、環境の作成、スナップショットの取得、仮想マシンの起動/停止、スタートメニューやタスクバーへの固定などさまざまな操作を実行することができます。
Dev Homeの設定ファイルを作成し、チームメイトと共有するための機能や、WSLやPowerToysの機能を呼び出すことができる機能も追加されます。
新機能の詳細はWindows Blogで確認可能です。