Microsoft、ついに本気だす?Windows 11 25H2で「体感できる」パフォーマンス改善へ

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Windows 11は当初、Windows 10より高速であると謳われていました。しかし、最新の第12世代Alder Lake以降で採用されたハイブリッドCPUアーキテクチャ(Performanceコア+Efficiencyコア)では特に、ユーザーがその差を体感できない場合が多く、ベンチマークや検証方法の信頼性にも疑問の声が上がっていました。

Microsoftは今回、ユーザーが抱いていたWindows 11は本当に速いのか?という疑問にようやく本気で向き合う準備がでてきたのかもしれません。

Windows 11 Version 25H2では、システムが遅延や動作の重さを検知すると、バックグラウンドで自動的にログを生成する機能が搭載され、パフォーマンスの問題を客観的データとして分析するための準備が整えられているからです。

Windows 11 Build 26200.5710(Devチャンネルビルド)のリリースノートでMicrosoftは次のように説明しています。

As part of our commitment to improving Windows performance, logs are now collected when your PC has experienced any slow or sluggish performance. Windows Insiders are encouraged to provide feedback when experiencing PC issues related to slow or sluggish performance, allowing Feedback Hub to automatically collect these logs, which will help us root cause issues faster.

Windows のパフォーマンス向上への取り組みの一環として、PCで遅延や動作の重さが発生した際にログを収集するようになりましたWindows Insider の皆さんには、パフォーマンスの低下などの問題を体験した際にフィードバックの提供をお願いしています。フィードバックを送信することで、Feedback Hub が自動的にこれらのログを収集し、問題の原因をより早く特定するのに役立ちます。

Use the Desktop > System Sluggishness category when filing feedback to allow Feedback Hub to automatically pick up these logs. These logs are stored locally (%systemRoot%\Temp\DiagOutputDir\Whesvc folder) and only sent to Microsoft via Feedback Hub when feedback is submitted.

フィードバックを提出する際には、「Desktop > System Sluggishness」カテゴリを使用してください。ログはローカルの以下のフォルダー(%systemRoot%\Temp\DiagOutputDir\Whesvc)に保存され、Feedback Hub が該当ログを自動で取得します。

システムが「なんか重い」と感じた場合、Feedback Hubの「System Sluggishness」カテゴリでレポートすると、Microsoftに自動収集したログが送信され、問題の根本解析に使われることになります。

Windows 11 Version 25H2では新機能の追加だけではなく、パフォ-マンスに関して「数字だけでなく体感できる改善」が期待されます。

[via Neowin]

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