
Microsoftは9月30日(現地時間)にWindows 11 Version 25H2の提供を開始しました。25H2は24H2からは機能有効化パッケージを使ってアップグレードできるマイナーアップデートですが、実は便利な新機能が多数含まれています。
ただし、これらの新機能は段階的に有効化されるため、最新の更新プログラムをインストールしていたとしても、すべての新機能が有効になっているとは限りません。
なぜか使いたい機能が手元の環境では利用できない場合があるのですが、幸い、これらの新機能はあるコマンドを実行するだけで、すべて一括で有効化することができます。以下その方法を説明します。
有効化の手順(初心者でもOK)
Windows 11 25H2/24H2の新機能を有効化するには以下の手順を実行します。
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Windows 11のバージョンを確認
Windows 11のバージョンが「26200.6725」または「26100.6725」以上であることを確認。2025年9月の非セキュリティ更新または10月のセキュリティ更新を適用している必要がある -
ViveToolをダウンロード
GitHubから「ViveTool」を入手し、任意のフォルダに展開。 -
管理者としてコマンドプロンプトを起動
Win + R→cmd→Ctrl + Shift + Enterで管理者モードに。 -
ViveToolを展開したフォルダに移動
例:CD C:\Vive -
以下のコマンドを実行
vivetool /enable /id:57048226
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PCを再起動
これで、KB5065789や10月のPatch Tuesdayで導入されたすべての新機能が使えるようになります。
なお注目の新機能は次の通りです:
- エムダッシュ/エンダッシュの入力が簡単に
- ハードウェアインジケーターの表示位置を変更可能
- ゲームパッドの長押しで「タスクビュー」起動
- ファイルエクスプローラーのコンテキストメニュー改善
- コントロールパネルの機能が設定アプリに統合
- デュアルモニター環境で通知センターをサブ画面から開ける
今後のアップデートでは待望のスタートメニューの刷新なども予定されています。
編集後記
Windows 11は着実に進化しています。新機能が有効になるのがまてないという方は試してみてはいかがでしょうか。ただしサードパーティツールを使用する方法であるため、自己責任にてお願いします。
[via Neowin]
