ASUSのWindows 11 PCを使用しているユーザーが、デスクトップに突然クリスマスを祝う巨大なバナーが表示されたという問題を報告していることがわかりました(Windows Latest)。
表示されたクリスマスリースバナーはマルウェアではなく、ASUSのキャンペーンの一環として表示されたもののようです。バナーは「Christmas.exe」という名前のプロセスにリンクしており、このプロセスは、ASUS製PCにプリインストールされているASUS Armoury Crateソフトウェアの一部とのことです。
クリスマスリースの中央には赤いボタンがありますが、ASUSのブランド名は確認できず、突然の表示にユーザーは戸惑いを示しています。クリスマスをテーマにしたバナーはあまり洗練されておらず、最近クリスマスをテーマにしたマルウェアが流行っていることから、PCがハッキングされたか、マルウェアに感染したと多くのユーザーが判断したようです。
あるユーザーは次のようにコメントしています。
We’re back at it again. This time the banner not only covered part of the screen, but also caused a RAM leak. I was only able to close it through the task manager
また始まった。今度はバナーが画面の一部を覆っただけでなく、RAMリークを引き起こした。タスクマネージャーからしか閉じることができなかった
ASUS Armoury Crateは、公式のアンインストーラーを使ってアンインストールすることができますが、自動的に再インストールされることがあり、ASUS BIOSからオフにする必要があるようです。
実害はあまりなさそうですが、これだけランサムウェアによる被害が話題になっているなかでは、余計な機能といえそうです。