Microsoftは現在、欧州のデジタル市場法(DMA)に適応させるためにWindowsの修正を続けています。欧州経済地域(EEA)では、Windows 11からMicrosoft Edgeが削除可能になるなど、さまざまな対応が行われる予定ですが、今回、Windows 10/11でアプリにログインする際の挙動も変更される事がわかりました(Windows Latest)。
ヨーロッパのユーザーがWindowsでアプリを開く際、新しい通知がポップアップ表示され、Windowsと同じ認証情報をアプリに使用するかどうかを尋ねてくるようになるとのこと。上の画像を確認すると、ポップアップには「サインインを続けますか?」というメッセージが表示されていて、「サインインしない」と 「続ける」の2つのボタンが存在することがわかります。
ユーザーはMicrosoftアカウントへのアクセスを許可するか、許可しないかを選択し、別のアカウントを選択するか、サインインせずにアプリを使用することができます。
ポップアップはWindowsのサインイン後に個人のMicrosoftアカウントまたはEntra IDでサインインできるアプリを初めて開いたときに表示され、同じ認証情報を使用することに同意すると、通知が再表示されることはほぼないとのこと。ただし90日間Windowsにサインインしなかったり、Windowsにクラウドアカウントを追加し直した場合にのみ再び表示されることがあるそうです。
MicrosoftはWindows 11 Build 22631.2787はまたはそれ以降のRelease Previewビルドでこの機能をテストしていて、3月の一般公開に先立ち、1月または2月のオプションアップデートの一部として公開されると予想されています。
2月あるいは3月に公開されると見込まれているWindows 11 Moment 5アップデートでは、Windows Update経由の回復機能や、EU向けのMicrosoft Edgeのアンインストール機能、Windows検索の検索エンジンの変更機能が含まれる可能性があります。