Windows 11でSSDがアクセス不能になるバグは月例更新プログラムパッチが原因?Microsoftは問題を認識し調査中

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Windows 11 24H2の8月の月例更新プログラム「KB5063878」や、プレビュー更新プログラム「KB5062660」を適用した環境で、大量のデータをコピーした際、SSDが認識しなくなる不具合が報告されています。

この問題は、Xユーザーのねこるすきー(@Necoru_cat)氏が発見し、大量データの書き込みにより複数のドライブがアクセス不可(大部分は再起動で復旧)になることが検証されています。

Tom's Hardwareの記事によると、不具合が発生しているSSDのコントローラーを製造しているPhisonはこの問題を把握して調査しているとのことでしたが、その後20日に行われたPC WatchのPhisonへの取材によると、この問題はPhisonのコントローラに起因するものではなく、Windows側の不具合であることが判明したため、Microsoftが修正作業を行なっているとのことです。

当初この問題は、SSDのファームウェアとWindowsのキャッシュ処理の両方に起因する複合的なバグである可能性が高いと推測されていました。Hacker Newsでも、Linux/ZFSでも同様の問題が発生しているとのコメントが寄せられており、OS依存ではなくSSDの設計不備とする意見もありました。しかしコントローラーの問題でなく、Windowsに全責任があるとするならば、これらの予測は間違っていたことになります。

不具合の原因がはっきりするまで、SSDのバックアップを定期的にとり、大量のデータを一度に書き込まず、小分けにして書き込むなどの対策を行ったほうが安心できるかもしれません。

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