MicrosoftはWindows 11の最小ハードウェア要件を変更しました。CPUの世代チェックやTPM 2.0の必須化によりWindows 11へアップグレードできないPCが多数存在することになりましたが、Microsoftはこの変更はWindows のセキュリティを向上させるために必要だったと主張しています。
しかし、Windows 11のシステム要件を回避する方法は以前から知られていて、例えばVentoyやRufusといたツールを使用すれば、古いハードウェアにWindows 11をインストールするための起動メディアを作成することができます。
今回、この要件を回避する最もシンプルな方法がXユーザーのBob Pony氏によって共有されて注目されています。
方法はWindows 11セットアップディレクトリの中にあるsetup.exeを"/product server"オプションつきで実行するというものです。コマンドプロンプトから以下のように実行します。
setup /product server
実はこの情報は2028年8月にベトナムのユーザーによって発見されていたそうですが、その際はあまり注目されていなかったようです。
First discovered by a Vietnamese user over a year ago pic.twitter.com/SOXLNXs62K
— Tomy Kwong 𝕏 (@tomy_mrtumi) October 8, 2023
Microsoftが今後最小システム要件を緩和することは考えづらく、古いハードウェアでWindows 11を使用したい場合、このようなバイパス手段を使わざるをえない状況です。