Windows 11 Canary/Devチャンネルビルドがアップデートできなかった超意外な理由とは

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Windows 11のプレビュービルドを、VMware Workstation上の仮想マシンでテストしています。

最新ビルドがリリースされるごとに更新しており、これまで特に問題は無かったのですが、10月末ごろからどうやってもアップグレードできなくなり困っていました。

何回アップデートしようとしても最終的にブルースクリーンが発生し、インストール前の状態に戻ってしまうのです。

以下この問題を解決した方法を説明します。

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従来の対策は全く効果なし

Windows Updateに失敗するというこで、一般的に知られているさまざまな方法を試してみました。

アップデートしていない状態でもスタートメニューが反応しないことがあり、何かおかしいなとは思いましたが、原因はわかりませんでした。

SSDの書き込み速度が以上に遅い

問題解決の突破口になったのは、Hyper-Vで作成した仮想マシンがうまく動作したことです。VMwareがだめでHyper-Vだけが動作する理由がわからず、ハードウェアに問題があるのではないかと推測しました。

実際にVMwareの仮想マシンを別のドライブに移動すると、アップデートすることができ、元のドライブに問題がありそうなことがわかりました。

そして、仮想マシンを移動したり、戻したりしているうちに、アップデートに失敗する元のSSD(SPCC Solid State Disk: シリコンパワーの1TB SSD)で、書き込み速度が異常に遅くなる現象に気がついたのです。

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ある一定量までの書き込みは速度が維持されているのですが、それを超えると急激に書き込み速度が低下し、10MB/s以下という極端な低速状態になることがわかりました。

Windows Update実行時に仮想ディスクへの一定量以上の書き込みが発生し、書き込み速度が遅くなりすぎてしまったのが、エラーの原因だったのではないかと思います。

シリコンパワーのSSDをとりあえずあきらめ、安定と実績のあるCrucialの500GB SSDに仮想マシンを移動してみたところ、問題は再発していません。

まとめ

仮想WindowsのWindows Updateがうまくいかない理由にはさまざまな原因が考えられますが、SSDの書き込み速度が原因だったのは想定外でした。CrystalDiskInfoやCrystalDiskMarkでは特に異常はなく、ハードウェアに問題がないと思い込んでいたため解決に時間がかかりました。コスパ重視の安価かつ大容量のSSDを使っている場合、ベンチマークでは分かりづらい低速病に特に気をつけた方が良いかもしれません。

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