Microsoftが先日公開したWindows 11 Moment 4アップデート「KB5030310」を適用した環境で、AMDのグラフィックドライバーに関連した問題が報告されています。
この問題は、ドライバに保存されているオーバークロック・プロファイルやチューニングが、再起動するたびに消えてしまうというもので、AMD Adrenalin 23.9.3ベータ・ドライバでのみ発生している模様です。
今回、rawintellectという名前のユーザーが、AMDコミュニティフォーラムで、この問題の回避策を発見した事がわかりました。同ユーザーは、サードパーティ製ツールのViveToolを使用し、Copilotを無効とすることで問題を解決することができたと説明しています。
これには、管理者権限でPowerShellを起動し以下のコマンドを実行します。
./vivetool /disable /id:44774629,44776738,44850061,42105254,41655236
PowerShellではなくコマンドプロンプトを使用する場合、先頭のピリオドとスラッシュを省略することができます。
ViVeToolはWindowsの特定の機能やコンポーネントを有効、または無効にすることができるツールですが、実行によってシステムに不具合が発生する可能性も考えられます。実行する場合は慎重に行うことが必要です。
なお、Feedbak Hubの投稿でも、Moment 4アップデート適用後に問題が発生したことが確認されています。
[via Neowin]