2021年に登場したWindows 11はスタイリッシュなUIで注目を集め、ダークモードにも対応しています。
しかし、実はこの「ダークモード」は、ずっと中途半端な状態で、特にファイル操作系のダイアログ(コピー・削除・プロパティなど)は、なぜか白いままとなっていました。夜間作業中に突然表示される真っ白なUIにフラストレーションを貯めていた方も多いかもしれません。
Neowinによると、最新のWindows 11 DevおよびBetaビルドでは、ついにこの問題が改善されたとのこと。コピーや削除の進行状況、確認ダイアログなどがダークモードに対応し、視覚的な統一感が大幅に向上しています。
Windows 11's file operation (copy, access denied, etc.) dialogs are FINALLY getting support for dark mode! Here's how the dialogs look in dark mode at this point, hidden in build 26100.5061.
Also notice the light buttons in the top right, still a work in progress of course. pic.twitter.com/3D00lWIJcn
— phantomofearth 🌳 (@phantomofearth) August 15, 2025
ただし、Microsoftはまだこの変更を公式発表していません。一部のボタンなどがまだライトモードのままで完全対応にはもう少し時間がかかりそうだからです。
ViVeToolで有効化可能
現時点でも、この新機能は、ViVeToolというツールを使えば手動で有効化できます。手順は以下の通りです:
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:57857165,57994323,48433719
- PCを再起動する。
残念ながら、時間帯による自動テーマ切り替えはまだ実装されていません。Microsoft Storeで配布されている「Auto Dark Mode」アプリなどのサードパーティツールにしか頼るしかありません。
エクスプローラーの完全なダークモード対応は、夜型ユーザーにとって見逃せません。今後の正式対応とさらなる改善に期待したいと思います。