
Microsoftは、Windows 11のファイルエクスプローラーの検索機能のパフォーマンス改善を進めています「検索するとメモリ使用量が跳ね上がる」というユーザーの不満に答える形で、内部処理の最適化が行われています。
現在、 Windows Insider向けに提供されているWindows 11 Build 26220.7523以降では、検索時に発生していた「重複したファイルのインデックス処理」を自動的に排除する仕組みが導入されています。
リリースノートには以下のような内容が含まれています。
Made some improvements to File Explorer search performance by eliminating duplicate file indexing operations, which should result in faster searches and reduced system resource usage during file operations.
重複したファイルのインデックス処理を排除することで、ファイル エクスプローラーの検索性能を改善しました。これにより、検索が高速化され、ファイル操作中のシステムリソース使用量も削減されるはずです。
エクスプローラーの検索は Windows Search Indexerを利用していますが、これまで、賢いはずのインデクサーが同じファイルを複数回処理してしまうケースがありました。今回の改善はその無駄を取り除くものです。
バックグラウンドのインデックス作業が減り、検索速度の向上やRAM使用量の削減、ディスクI/Oの減少、CPU負荷の削減などの効果が期待されます。
右クリックメニューも整理へ
Microsoftは検索だけでなく、コンテキストメニュー(右クリックメニュー)の改善も進行中です。
使用頻度の低い項目を「Manage file」「Other actions」といったサブメニューにまとめるテストが行われており、右クリックメニューの肥大化問題への対応が本格化しています。
まとめ
これらの改善は現在テスト段階で、2026年1月末〜2月頃に一般ユーザー向けに展開される見込みです。検索の高速化とメモリ削減は、多くのユーザーに恩恵がある機能だと期待されています。
[via Windows Blog]
