Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22000.65(KB5004745)」をリリースしました(Windows Blog)。
Windows 11のファーストプレビュー版に対する更新プログラムとして提供されており、多数の改善と修正を含むアップデートとなっています。Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なお、Devチャンネルは新機能が先行して追加されるかわりに不安定になりやすく、安定性を求めるユーザーに対してはBeta/Release Previewチャンネルの選択が推奨されています。Windows Insider Programのチャンネルごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
目次
Build 22000.65の新機能
Build 22000.65の変更と改善点は以下の通りです。
- 「スタート」に検索ボックスが追加。
- タスクバーがマルチモニターで表示されるようになった。「設定 > 個人設定 > タスクバー」で有効にできる。
- ノートパソコンのバッテリー残量が少なくなったときのアラートや、ディスプレイの設定を変更したときのアラートなど、いくつかのシステムアラートダイアログボックスをWindows 11の新しいビジュアルデザインに合わせて更新した。
- 「設定」の「電源とバッテリー」ページで「電源モード」の設定ができるようになった。
- デスクトップを右クリックすると、「その他のオプションを表示」をクリックしなくても、直接「更新」オプションが表示されるようになった。
- ファイルエクスプローラーで.ps1ファイルを右クリックすると、「より多くのオプションを表示」をクリックしなくても、直接「PowerShellで実行」オプションが表示されるようになった。
- 小型のPCを縦向きで使用する際に利用できるスナップレイアウトが、姿勢に合わせて最適化された。これまでの4分割ではなく、3つのアプリを重ねてスナップできるようになった。
- 中国で最も人気のGIFプロバイダーであるweshineapp.comとのコラボレーションに基づき、中国のWindows Insiders向けに絵文字パネル(WIN + .NET)からGIFの選択が可能になった。場所が中国に設定されている場合、GIFデータはweshineapp.comから表示される。
- タスクバーの音量アイコンを右クリックすると、サウンドの問題を解決するためのオプションが表示されるようになった。
公式ブログには細かな不具合の修正や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。