Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22579」を、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けにリリースしました(Windows Blog)。本ビルドのISOファイルも同時に公開されています。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
目次
Build 22579の新機能
Build 22579の新機能は以下の通りです。
USBリムーバブルドライブを暗号化の対象から外す
IT管理者がUSBリムーバブルドライブをBitLockerの暗号化対象から除外できるよう、新しいポリシーを導入。これにより、ビデオカメラ、ボイスレコーダー、会議システム、医療機器など、特殊なデバイスに組み込まれたストレージが自動的または誤って暗号化される問題を解決することができる。このポリシーを有効にすると、除外リストにあるストレージを暗号化できなくなる。
変更点
また以下のような変更が行われています。
- Win32アプリのCPrintDialogが最新の印刷ダイアログに。
- 「ファイルを開く」ダイアログボックスを以前のデザインに戻した。Windows Insider によって特定されたパフォーマンスの問題に対処した後、将来的にこれを元に戻す予定。
- WIN + XメニューがWindows PowerShellを指すように更新。
- 拡大鏡とオンスクリーンキーボードに新しいFluentスタイルのアイコンを追加。
- スタートでアプリのフォルダに名前を付けることができるように。
- Get Startedアプリにピン留めサイト候補が追加。
- 3本指のタッチジェスチャーが、指の動きにあわせてアニメーションが変化するよう改良。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。