Microsoftは8月24日(現地時間)、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22621.2262とBuild 22631.2262(KB5029339)」をWindows Insider ProgramのBetaチャンネル向けに公開しました(Windows Blog)。
Microsoftは以前のBetaチャンネルビルドのバグでせいで「アップデートを確認」ボタンが期待通りに表示されないバグが存在すると注意しています。これを回避するために、Windowsターミナルを起動し「USOClient StartInteractiveScan」コマンドを入力すると良いとのこと。
ベータチャンネルは2つのグループに分けられており、それぞれのグループに別のビルドが提供されています。
- Build 22631.xxx: 新機能がロールアウトされる。
- Build 22621.xxx: 新機能がデフォルトでオフ。
これまでBuild 22624だったインサイダーは、有効化パッケージを経由して自動的にBuild 22631に移行されます。
新機能がデフォルトでオフになっているグループ(Build 22621.xxx)となったインサイダーも、アップデートを確認し、機能がロールアウトするアップデート(Build 22631.xxx)を選択しインストールすることが可能です。
Build 22631.2262の新機能
Build 22631.2262の新機能は以下の通りです。
新しい設定ホームの導入
ダイナミックでパーソナライズされたエクスペリエンスを提供する新しいホームページを設定に導入した。このホームページでは、デバイスの概要、主要な設定へのクイックアクセス、Microsoftアカウントの管理を行うことができる。
さまざまな設定をアクセスする機能ごとにグループ化したインタラクティブなカードを作成した。各カードは、最も関連性の高い情報とコントロールを指先で操作できるように最適化されている。このリリースでは、最大7つのカードが表示される。
バックアップとリストアの改善
新しいPCへの移行をこれまで以上に簡単にする、バックアップとリストアの追加機能を導入した。変更の目標は新しいPCで数分以内に生産性を取り戻せるようにすることにある。
- Windowsバックアップアプリ: 使用中のPCのデータを素早くバックアップし、新しいPCに移行することができる新しいアプリを導入。
- アプリのピン留め: 以前のPCで使っていたストアアプリは、タスクバーとスタートメニューの両方にピン留めされる。
- 設定: 以前のデバイスの設定が新しいPCに復元され、できるだけ早く流れを取り戻すことができる。
新しいWindowsバックアップアプリを使うか、設定の「アカウント > Windowsバックアップ」でバックアップを取ったら、新しいPCをセットアップする際、または既存のPCをこのビルドでリセットする際に、OOBE(out-of-box experience)で新しい復元を試すことができる。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。