Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22621.1537 と22624.1537(KB5022910)」をWindows Insider ProgramのBetaチャンネル向けに公開しました(Windows Blog)。
ベータチャンネルは2つのグループに分けられており、それぞれのグループに別のビルドが提供されています。
- Build 22624.xxx: 新機能がロールアウトされる。
- Build 22621.xxx: 新機能がデフォルトでオフ。
これまでBuild 22623だったインサイダーは、有効化パッケージを経由して自動的にBuild 22624に移行されます。
新機能がデフォルトでオフになっているグループ(Build 22621.xxx)となったインサイダーも、アップデートを確認し、機能がロールアウトするアップデート(Build 22624.xxx)を選択しインストールすることが可能です。
Build 22624.1537の新機能
Build 22624.1537の新機能は以下の通りです。
ファイルエクスプローラーのアクセスキー
ファイルエクスプローラーのXAMLコンテキストメニューに、アクセスキーのショートカットを追加。アクセスキーは、キーボードを使ってコンテキストメニューのコマンドを素早く実行できるようにする、1回のキー操作によるショートカットのこと。各アクセスキーは、表示名の文字に対応している。
タスクマネージャーでライブカーネルメモリダンプを作成する
タスクマネージャに、カーネルメモリダンプ(LKD)のライブ収集を支援する開発者向けの新機能セットを導入する。これは、ユーザーモードプロセスのための既存の「メモリダンプ」に追加されるもの。
カーネルメモリダンプ(LKD)をキャプチャするには、タスクマネージャの詳細ページで、システムプロセスを右クリックし、コンテキストメニューに「カーネルメモリダンプファイルの作成」を表示し、カーネルまたはカーネルスタックのフルライブメモリダンプをキャプチャする必要がある。
ダンプは以下の場所に書き込まれる。
%LocalAppData%\Microsoft\Windows\TaskManager\LiveKernelDumps
タスクマネージャーの設定ページで、カーネルのライブメモリーダンプの設定を確認/編集することができる。
デスクトップPCを含むプラグインデバイスのCABC(Content Adaptive Brightness Control)対応
コンテンツ適応型輝度制御(CABC)は、表示されているコンテンツに基づいてディスプレイやモニターの領域を暗くしたり明るくしたりするもので、バッテリー寿命を節約するために消費電力の削減と視覚体験のバランスを取ることを目的としている。このビルドからデスクトップPCだけでなく、充電器に接続されているノートPCや2-in-1などのデバイスでも実行できるようになった。
この機能は、「設定」> システム > ディスプレイ」の「明るさと色」で、3つのオプションがあるドロップダウンメニューから調整することができる。
公式ブログには細かな修正内容もリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。