Microsoftは6月7日(現地時間)、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けの最新ビルド「Windows 11 Insider Preview Build 23475」をリリースしました(Windows Blog)。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 23475の新機能
Build 23475の新機能は以下の通りです。
ファイルエクスプローラーのホームとアドレスバーのモダン化
ファイルエクスプローラーがWindows App SDKで動作するようになり、WinUIで動作するモダンなファイルエクスプローラーのホームが導入された。Azure Active Directory(AAD)アカウントでWindowsにサインインしているユーザーのおすすめファイルはカルーセルとして表示され、間もなく登場するファイルのサムネイルに対応。クイックアクセスフォルダ(MicrosoftアカウントでWindowsにサインインしているユーザーはデフォルトで利用可能)、お気に入り、および最近した使用項目も刷新。
ファイルエクスプローラーには、モダンなアドレスバーと検索ボックスも導入。新しいアドレスバーでは、ローカルフォルダとクラウドフォルダをインテリジェントに認識。OneDriveを使用している場合、アドレスバーにOneDriveの同期状況とクォータが表示されるようになった。
Dynamic Lighting
Dynamic Lightingは、オープンなHID LampArray規格を実装した照明デバイスのネイティブ制御をWindowsユーザーと開発者に提供する。Microsoftは、オープンな規格を採用し、OEMおよびODMパートナーと協力することで、デバイスとアプリの相互運用性を高め、RGBデバイスとソフトウェアのエコシステムを改善することを目指している。Windowsアプリがバックグラウンドとフォアグラウンドからデバイスを制御するためのAPIや、ユーザーがデバイスの動作をカスタマイズするためのWindows設定のページが含まれる。
Acer、ASUS、HP、HyperX、Logitech、Razer、Twinklyを含む複数のデバイスメーカーが、Dynamic Lightingに関してMicrosoftと提携している。
その他、トーストバナーをオフにする提案を行う機能の全ユーザーへの展開や、Unicode Emoji 15の展開の開始も行われています。
さらに、Microsoft Storeの更新も行われ、無料アプリやゲームを検索結果から直接インストールすることができる機能の追加や、ゲーム/ムービーカードの新しいデザインの導入が行われています。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。