Microsoftは5月22日(現地時間)、Windows Insider ProgramのCanaryチャンネル向けの最新ビルド「Windows 11 Insider Preview Build 25370」をリリースしました(Windows Blog)。
Canaryチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。プレビューチャンネルの中で最も不安定な可能性があり、提供されるドキュメントも限定的なものとなっています(例えば既知の不具合は掲載されないなど)。
Windows Insider Programの更新オプションでCanaryチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 25370の新機能
Build 25370の新機能は以下の通りです。
Arm64ビルドのHyper-VでvTPMをサポート
ホストOSを最新のフライトドビルド(Build 25370以上)にアップグレードすると、TPM 2.0の要件を検出するため、ゲストのWindows on Arm VMをWindows 11 Insider Previewビルドにアップグレードすることができるようになる。
ネットワーク関連
netshによるコマンドライン経由のブリッジングアダプターのサポートや、パススポイントWi-Fiネットワークの接続性能の強化、Phone Linkのインスタントホットスポット機能のWPA3サポートなど。
設定
「設定 > ネットワークとインターネット > ネットワークの詳細設定」へ、ネットワークアダプターの詳細プロパティとインターネットのプロパティへのリンクを追加。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。