Microsoftが先日公開したWindows 11用の月例更新プログラムKB5016629では、セキュリティ関連の問題、およびそれ以外の問題を修正するための多数の改良が含まれています。
例えば、マウスのクリックや、ショートカットキーを利用してスタートメニューを開くことができないという問題の修正や、集中モードの改良、OOBE体験の改善などが行われています。
しかし、例によって更新プログラム自体が問題の発生源となることもあるようです。KB5016629を正常にインストールできないという問題がフィードバックハブに寄せられていることがわかりました(Windows Latest)。
あるユーザーは、エラーコード「0x80073701」によってインストールが失敗するとコメントしています。
"2022-08 Cumulative Update for Windows 11 for x64-based Systems(KB5016629) - fails to update with error Install error - 0x80073701
他のユーザーは「Microsoftは、エラーコードの意味とその修正方法を知っているはずだ」フィードバックハブにコメントを書き込んでいますが、Microsoftはこの不具合を認めていません。
なお、KB5016629には、非英語言語(日本語や中国語含む)のXPSドキュメントを開くことができないという既知の不具合が存在します。エラーが発生した場合、CPUの使用率が高くなり、アプリのメモリ使用量が大幅に増加するとのことです。