MicrosoftはWindows 11でタスクバーやスタートメニューを含むUIの刷新を行いました。デザインが改良された反面、使えなくなった機能も存在し、一部のユーザーの不満を招いています。
Windows 11でタスクバーの時計に「秒」が表示できなくなったのもそのような機能の一つですが、Windows 11 22H2の5月の月例更新プログラムKB5026372で、ついにこの機能が復活した事がわかりました(Windows Latest)。
ただし現時点では、設定画面などは存在せず、レジストリを直接変更する必要がある模様です。
秒表示を行うには、以下の手順を実行します。
- regedit.exeを起動する。
- 以下のキーに移動。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
ShowSecondsInSystemClock
という名前のDWORD(32-bit)値を作成し、値を1に設定する。
Windows 11のプレビュービルドでは、「設定 > 個人用設定 > タスクバー」に「システムトレイの時計に秒を表示する」というオプションが追加されている事が確認されており、将来的には製品版にも同等の設定機能が追加されると見込まれています。
タスクバー時計の秒表示機能は、Windows 10や以前のWindowsでは利用できました。Microsoftは、Windows 11では秒の更新によりパフォーマンスの問題が発生する可能性があるため削除したと主張していました。