Microsoftが8月8日(現地時間)に公開したWindows 11 Version 22H2用の更新プログラムKB5029263に関し、インストールが失敗するという問題や、インストール後にMicrosoft Defenderが起動できなくなったという問題が報告されている事がわかりました。
KB5029263は自動的にインストールされる月例更新プログラムで、ディスプレイやオーディオデバイスの不具合の修正や、ウィジェットやVPNに関連した問題の修正が行われていました。またリリースノートでは説明されていませんが、SSDが遅くなるという厄介なバグも修正されていた事が判明しています。
しかし、Feedback Hubなどには、KB5029263が正常にインストールできないという問題が報告されていて、「タスクバーに赤い点の警告が出て消えない」という報告や、アップデートのプロセスが96%で止まってしまい、再起動してもまた止まってしまうという報告が行われています。
インストール後も問題発生
KB5029263がインストールできた場合でも、Explorer.exeがフリーズするというファイルエクスプローラーに関連した問題や、Microsoft Defenderアプリが起動できず、「Microsoft Defenderにログインできません」というエラーメッセージが表示されるという問題、Surface Pro XのSnapdragon X24 LTEモデムにアクセスできず、デバイスマネージャーで「デバイスを開始できません(Code 10)」というエラーメッセージが表示されるという問題等が報告されています。
Microsoftは現時点でこれら個別の不具合を認識しておらず、問題を回避するためには、KB5029263を一時的にアンインストールするのが有効だと考えられます。
[via Windows Latest]