Microsoftは先日、Windows 11 Version 23H2/22H2用のプレビューアップデートKB5037853を公開しました。
リリース時に既知の不具合は存在しないと説明されていましたが、その後Microsoftは、更新プログラムにタスクバーに関連する不具合が存在する事を認め、ドキュメントを更新しています。
KB5037853の既知の不具合には以下のような項目が追加されています。
対象 | 症状 | 回避策 |
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全ユーザー | このアップデートをインストールすると、タスクバーの使用に問題が生じる場合がある。タスクバーが一時的にちらついたり、応答しなくなったり、消えたり、自動的に再表示されたりすることがある。この問題はイベントビューアのWindowsログにアプリケーションエラー「イベントID 1000」として表示され、「障害の発生したアプリケーション名」として「Explorer.EXE」、「障害の発生したモジュール名」として「Taskbar.View.dll」が表示される。 |
この問題は、KIR(Known Issue Rollback)を使用して解決される。Home、Pro、および管理されていないビジネスデバイスに自動的に反映されるまで、最大24時間かかる場合がある。これらのデバイスを使用している場合は、解決策を受け取るためにデバイスを再起動する必要がある。
IT管理者は、以下に示す特別なグループポリシーをインストールして設定することで、この問題を解決できる。この特別なグループポリシーは、「コンピューターの構成 > 管理用テンプレート> 以下に示すグループポリシー名」にある。
重要 この問題を解決するには、対応するWindowsのグループポリシーをインストールして設定する必要がある。グループポリシーの設定を適用するには、デバイスを再起動する必要がある。グループポリシーは、タスクバーの問題を引き起こしている変更を一時的に無効にする。 |
不具合の内容は「タスクバーが一時的にちらついたり、応答しなくなったり、消えたり、自動的に再表示されたりすることがある」というもので、イベントビューアのWindowsログにアプリケーションエラー「イベントID 1000」として表示され、「障害の発生したアプリケーション名」として「Explorer.EXE」、「障害の発生したモジュール名」として「Taskbar.View.dll」が表示されるとのこと。
Windows 11のHome、Proエディション等では不具合のあった箇所を元に戻す「KIR」によって自動的に修正されますが、修正を受け取るために再起動する必要があります。組織のデバイスの場合は、グループポリシーを適切に設定する必要があります。