Microsoftは先日、Windows 11 21H2用の月例更新プログラムKB5034204を公開し、昨年10月に報告されたBitLockerに関連した問題をついに修正したことがわかりました(Windows 11 Version 22H2/23H2は1月にすでに修正済み)。
Windows 10 Version 21H2の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されており、KB5039213によって修正されたことがわかります。
この問題は、「モバイルデバイス管理(MDM)アプリのBitLocker構成サービスプロバイダ(CSP)ノードで、 FixedDrivesEncryptionTypeまたはSystemDrivesEncryptionType ポリシー設定を使用すると、環境の一部のデバイスで「デバイス暗号化を要求する」設定に 65000 エラーが誤って表示されることがある」というものです。
影響を受ける環境は、「オペレーティングシステムドライブにドライブ暗号化の種類を適用する」または「固定ドライブにドライブ暗号化を適用する」ポリシーが有効で、「完全暗号化」または「使用領域のみ」のいずれかが選択されている環境です。
MicrosoftはMicrosoft Intuneでの回避策として、「オペレーティング システム ドライブにドライブ暗号化の種類を適用する」または「固定データ ドライブにドライブ暗号化の種類を適用する」ポリシーを「構成しない」に設定する方法を紹介していました。
なお、この問題は報告のみの問題で、ドライブの暗号化には影響しません。