Windows 11 Version 23H2用の7月の月例更新プログラムKB5040442が0x80d02002、0x800f081f、0x80073cf3などのエラーコードによってインストールできないという問題が報告されている事がわかりました。インストールができた場合も、パフォーマンスが低下するなどさまざまな不具合が報告されている模様です。
Windows Latestフォーラムのあるユーザーは、KB5040442を3回インストールしようとして、そたびに0x80d02002エラーが表示されると報告しています。他のユーザーはMicrosoft Update Catalogから更新プログラムを手動でダウンロードしてインストールを試みたものの、インストール開始に非常に時間がかかり、最終的に停止してしまったと説明しています。この場合PCを再起動しても状況は改善しなかったそうです。
ただし、Microsoft Update Catalogを利用する方法は一般的に効果があり、その場合は以下の手順を実行します。
- Microsoft Update Catalogを開きKB5040442を検索(もしくはこのリンクを開く)。
- 「ダウンロード」ボタンをクリック。
- .msuファイルをダウンロードする。
- .msuファイルをダブルクリックしてインストールする。
KB5040442のその他の問題
KB5040442ではそのほか、無限再起動が発生したりブルースクリーンで修復モードが開始するという問題が報告されています。
またアップデート後にPCや仮想マシンが使用不可能になったという問題や(ごくまれに発生か?)、ライトモード使用時にファイルエクスプローラーのファイルやフォルダーの周囲が黒く縁取られるという不具合も報告されています。
黒い縁取りの問題はWindows 11のプレビュービルドで確認されており、不具合がそのまま製品版チャンネルに入り込んだことになります。また壁紙がWindows Spotlightから黒一色に変更される問題も発生しているようですが、これは壁紙を手動で元に戻すことで対処できる模様。
再起動中に「Task Host Window is Stopping Background Tasks(タスクホストウィンドウがバックグラウンドタスクを停止しています)」というメッセージが表示された場合は「Restart anyway(とにかく再起動する)」を選択するとアップデートが正常に進行するそうです。
Microsoftはこれら個別の不具合に対する回避策を提供していません。