Microsoftは昨日、サポート期間中のWindows 11/10の全バージョンに対し月例更新プログラムを公開しました。
月例更新プログラムはセキュリティの修正や不具合の改良を目的としたものですが、Windows 11 24H2用の累積アップデートKB5055523インストールした後、Cドライブ直下に「inetpub」という謎のフォルダが作成されるという現象が発生していることがわかりました(Neowin)。
実際に手元のKB5055523適用済みのWindows 11 PCで確認したところ、Cドライブ直下にinetpubが存在しています。inetpubのサイズは0で中にファイルは含まれていません。特に保護されていないため、通常のフォルダと同様に削除することができ、削除しても実害は確認されていないとのこと。
inetpubフォルダは、Microsoft Internet Information Services(IIS)に関連しているものと考えられますが、IISはデフォルトでオフになっており、オプション機能で、「Windowsの機能をオンまたはオフにする」から手動でインストールする必要があります。今回IISが稼働していない環境でも何故かinetpubフォルダが作成されたことになります。
Microsoftはこの状況について何も説明していませんが、リリースに紛れ込んだ単純なバグとして今後修正されると見込まれています。