【注意喚起】Windows 11 KB5063878でOBS + NDI配信が崩壊、Microsoftが暫定対処法を公開

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2025年8月のPatch Tuesdayで配信された Windows 11 24H2 KB5063878で、OBS + NDI環境における重大な不具合が発生していることがわかりました(Neowin)。Microsoftは公式に問題を認め、暫定的な回避策を提示しています。

Windows 11 24H2の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されています。

この問題は、NDI(Network Device Interface)を使用してストリーミングを行ったり、PC間でオーディオ/ビデオフィードを転送したりすると、深刻なスタッタリング、ラグ、再生の乱れが発生するというものです。OBS(Open Broadcast Software)やNDI Toolsなど、NDIを使った配信・制作環境全般に影響し、特に「Display Capture」機能を有効にしている場合に顕著だとのことです。

目次

暫定的な回避策

Microsoftはこの問題が、NDIの受診モードが「Reliable UDP(RUDP)」に設定されていることが原因だとし、RUDPの代わりにTCPまたはUDPを使用することを推奨しています。

NDIの受信モードは以下の手順で変更できます。

  • NDI Tools packをインストール
  • 「NDI Access Manager」を起動
  • 「Advanced」タブへ移動
  • 「Receive Mode」を「Single TCP」または「UDP」に変更
  • OKを押して設定を保存
  • 他の影響を受けるPCでも同様の設定を行う

今後の対応

NDIは、低遅延・高品質なネットワーク映像伝送を可能にするプロトコルで、ライブ配信・リモート制作・スタジオ間連携などに広く使われています。今回の不具合は、リアルタイム性が求められる現場にとって致命的です。

Microsoftは現在もこの問題を調査中で、Windows Health Dashboard にて情報を更新予定とのこと。恒久的な修正が入るまでは、NDI設定の変更による回避が最善策です。

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