Windows 11 KB5070311で発生中の不具合まとめ〜ダークモード崩壊やGPU問題に注意

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Microsoftは12月1日(現地時間)、Windows 11 Version 25H2/24H2向けのプレビューアップデート「KB5070311」を公開しました。更新プログラムには多数の改善点が含まれていますが、すでにいくつかの不具合が報告されています。

プレビューアップデートは全ユーザーがインストールすべきものではありませんが、報告された問題の中には、ユーザー体験に直結するものもあり注意が必要です。

目次

問題の数々

インストールに関する問題:

KB5070311ではまず、エラーコード「0x80070306」が表示され、インストールが失敗するという問題が報告されています。KB5070311はプレビューアップデートであるため、インストールができない場合は、この更新プログラムをスキップすることが推奨されます。

ダークモードの崩壊:

KB5070311を適用した環境で報告されている問題の一つ目は、ファイルエクスプローラーのダークモードで白い画面が表示されるというものです。ファイルやフォルダーを読み込む前に一時的な白い画面が表示され点滅することがあるというもので、「ホーム」や「ギャラリー」への移動、詳細ペインの切り替え、ファイルコピー時の「詳細表示」などでも発生します。

Microsoftはこの問題の解決に取り組んでおり、詳細が判明次第、追加情報を提供するとしています。

ログイン画面の「パスワードアイコン」消失:

Windows Helloを利用している環境では、ログイン時に「その他のオプション」から選べるはずのパスワードアイコンが見えなくなる不具合に注意が必要です。

実際にはアイコンが存在しているものの不可視の状態になっており、カーソルを合わせてクリックすれば入力欄は出現します。とはいえ、PINを忘れた場合や生体認証が設定されていない場合には深刻な影響を及ぼしかねません。

Microsoftはこの問題も認めています。

Intel Arc GPU との相性問題:

さらに深刻なのがIntel Arc B580 GPUを中心としたドライバーの不具合です。更新後にブルースクリーンや黒画面が発生し、ゲームが起動できなくなるケースが報告されています。古いドライバーに戻すことで回避可能ですが、安定性を重視するなら更新を避けるのが賢明です。

今後の修正予定は?

Microsoftはパスワードアイコンの問題について、12月の「Patch Tuesday」で修正を予定しています。GPU関連の不具合については現時点で明確な解決策はなく、ユーザー側で更新をアンインストールするしかありません。

KB5070311はリスクが大きい更新となっているます。必須ではないため、安定性を重視するユーザーはスキップするのが無難かもしれません。

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