Microsoftは、Windows 11でタスクバーやスタートメニューを刷新し大きな注目を集めました。
新しいインターフェイスは、Windows 11へアップグレードする大きな理由の一つになりますが、TPM 2.0やセキュアブート、CPUの世代チェックなど最低要件が変更されたことにより、Windows 10からアップグレードできないユーザーも多く存在します。
今回、そんなWindows 10を、すこしだけWindows 11風に変換することができるハックが見つかり注目を集めています。
It's possible to backport theme from Windows 11 (even 24H2 works) to Windows 10 version 20H1-22H2 by copying its theme resource files over!
The DWM animations remain the same as in Windows 10, but the visual style, such as scroll bars and buttons, is from Windows 11. pic.twitter.com/OmrSc2Aqcd— Bob Pony (@TheBobPony) July 16, 2024
TwitterユーザーのBob Pony氏が発見した方法は、Windows 11のリソースフォルダ(Resources)をWindows 10 Version 20H1-22H2にコピーするというものです。DWMアニメーションはWindows 10のままであるものの、スクロールバーやボタンなどのビジュアルスタイルはWindows 11風になるとのこと。
Windows 11とWindows 10 PCが準備できれば、外部ツールなしに試すことができますが、Windows 11で使用中のファイルをコピーできない場合「Iobit Unlocker」のようなツールの助けが必要となることもあるそうです。
なおこの変更の効果は微妙で、タスクバーやスタートメニューのアニメーションは変更されず、ボタンの角が丸くなったり、スクロールバーが細くなったりする程度のようです。
なんらかの不具合が発生する可能性があるため、普段作業で使っている環境ではなく、実験環境や仮想マシンで試すことをおすすめします。