Statcounterの最新レポートによると、Windows 11が世界のWindows PCの約49.02%で稼働しており、7月に続き最多シェアを獲得していることがわかりました。7月の急伸後にやや減少したものの、Windows 10を僅差で上回っています。
Windowsのバージョン毎のシェアは地域によって異なっており、アメリカではWindows 11が59.28%と圧倒的な支持を得ています。イギリスではさらに高く60.53%ですが、ヨーロッパ全体ではWindows 10が依然として主流で(53.01%)、Windows 11は43.89%に留まっています(日本は2025年5月にWindows 11がトップになっています)。
地域差は、企業のアップグレード方針やユーザーの保守性、ハードウェア要件などが影響していると考えられます。
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Windows 10の終焉とその余波
Windows 10のサポート終了は2025年10月に迫っていますが、Microsoftは無料の「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」を提供する予定です(条件あり)。これにより、アップグレードできないユーザーにも12か月の猶予が与えられます。
Windows 11への移行は単なるアップグレードではなく、ユーザーの選択と環境の変化を映し出す鏡となっています。Windows 10のサポート終了が迫るなか、どのOSを使用していくのかを決断したユーザー個々の判断が、グラフに現れています。
なお、Statcounterの統計は参考値であり、実際の利用者数とは異なる可能性があります。Appleが定期的にOS利用状況を公開しているのとは対照的に、Microsoftは詳細なデータを公表していないためです。
[via Neowin]