Windows 10のサポート期間終了が迫るなか、2025年6月、Windowsの市場シェアで、Windows 11がWindows 10にほぼ並んだことがわかりました(Neowin)。リリースから約4年を経ての快挙で、Microsoftにとっても大きな節目といえそうです。
StatCounterの最新データによれば、Windows 11は5月の43.22%から6月には47.98%へと急伸しています。これはリリース直後の2022年1月(+5.29pt)に匹敵するインパクトのある伸びとなっています。
その一方で、Windows 10は4.43ポイント減少し48.76%に低下しています。1位ではあるもののWindows 11とのグローバルでの差はわずか0.78ポイントまで縮まり、Windows 11がWindows 10についに追いついたといえそうです。
なお、アメリカ、イギリス、カナダなど一部の国ではWindows 11がすでにトップOSとなっており、完全に主役が交代しています。
Windows 10の終焉が後押しか
Windows 11シェア急伸の要因として見逃せないは、2025年10月に迫ったWindows 10のサポート終了です。Microsoftはあらゆる方法を使って、Windows 11への移行を推奨しており、ようやくその効果がでてきたのかもしれません。
ただし、Windows 11の厳しいハード要件により、アップグレードできないPCも多く、Windows 10が急激に消えることはなさそうです。Microsoftも個人に対しては、1年間の延長セキュリティサポート(条件つきながら無料)を、法人向けには最大3年間の延長セキュリティサポート(有料)を提供し、Windows 10のサポートを続ける予定です。
Windows 11のシェアの急増に、Windows 10のサポート終了が影響しているのは間違いないといえます。しかし、Windows 11はリリース後も改良が続けられており、最近積極的に行われているAI関連機能をはじめとした新機能の追加がユーザーにとって魅力的だった可能性もあります。