Microsoftが、2024年2月にWindows 11 Moment 5アップデートの提供を予定しているとWindows Centralが伝えています。
Momemnt 5はこれまでのMomentアップデート比較すると小規模で、EUで制定されたデジタル市場法(DMA)に準拠するために必要な変更を提供することに主眼が置かれているとのこと。とはいえ、一般ユーザー向けの変更もいくつか含まれていて、アクセシビリティ機能の改良や、Windows 365クラウドPCの統合機能の追加、ウィジェットボードからニュースを削除する機能の追加、Windows検索ペインからBingを削除する機能の追加などが予定されているそうです。
Moment 5は2月上旬に完成し、その数週間後にロールアウトが始まる予定です。社内では「February 24 Moment」と呼ばれていて、これも2月中に一般提供されることを示唆しています。
これまでと同様に、Moment 5はWindows Update経由で累積アップデートアップデートとして提供され、2月下旬にオプションのプレビューアップデートとして試験的に提供された後、2024年の3月の月例更新プログラムに含まれる形で一般提供される可能性が高いとされています。
Moment 5はWindows 11 Version 23H2のみに提供さるため、最新機能を使用したい場合は、Windows 11 Version 22H2から23H2にアップグレードする必要があります。コードネーム「Hudson Valley」と呼ばれる次の大きなOSアップデートが控えているため、Moment 5はWindows 11ユーザーにとって2024年最後のMomentアップデートとなる見込みです。
Moment 5アップデートでは、Edge Cortana、カメラなど組み込みアプリがアンインストール可能となり、Windows検索でGoogleやYahooなどBing以外の検索プロバイダーが利用可能となります。ただしEdgeとWindows検索に関しては、欧州経済領域(EEA)のユーザーにだけ提供される予定です。
その他、Ink機能や、Nearby Share機能の改良、Windows Spotlightのデフォルト壁紙化などが追加されます。Copilotはドッキング解除が可能となり配置の自由度が高まるほか、ALT+TABにも対応します。
ウィジェットボードも改良され、ニュースフィードを無効にすることができる機能が追加される予定です。Windows 365の統合、アクセシビリティ機能の改良、メモ帳やMicrosoft Storeの更新など、現在Windows Insider Programに導入済みのさまざまな新機能が導入されると見込まれています。