Windows 10のサポート終了が10月14日に近づく中、Microsoftは、Windows 11へのアップグレードをユーザーに対して呼びかけています。
Windows 10 PCへのアップグレード通知が、今後ますます頻繁に表示されるようになると予想されるなか、今回、アップグレードが不可能なはずの非対応PCに対してもアップグレードの提供が行われているとの報告が行われています(Borncity)。
例えば、第8世代Intel i5搭載の「Lenovo IdeaPad S145-15IWL」は、公式にはWindows 11対応ですが、TPMを無効にしていてもWindows 11へのアップグレード通知が届いたとのこと。
2025年3月には、WSUS(更新管理ツール)を使っている環境でも、KB5053598適用後にWindows 11 24H2へのアップグレードが自動的に実行された事例が報告されていて、この場合はアップグレード通知だけでなく、管理者の承認なしでアップグレードが進行した模様。
Microsoftは最近、KB5001716を配信し、Windows 10サポート終了に向けた準備を行っています。今回の事例は、Windows 11の配信ロジックにバグや例外処理がある可能性を示唆しており、企業/一般ユーザーが今後のアップデート管理に注意すべきことを示しています。