Microsoftは先日、AI機能を強化した「Copilot+ PC」を発表し、Copilot+ PCでのみ実行できるWindows 11の新機能「Recall」を発表しました。
Recallはいつでも過去の作業に戻ることができる便利な機能ですが、デスクトップのスクリーンショットを撮影し、デバイスに暗号化して保存することが、セキュリティリスクにつながるとの批判も行われています。
Recallは設定で無効化することはできるものの、Copilot+ PCの初期セットアップ(OOBE)でRecallをオプトアウトすることはできず、多くのユーザーは、Recallが有効なままPCを使用し続けると考えられているのです。
しかし今回、Windows CentralのZac Bowden氏によると、MicrosoftがOOBE時にデフォルトでRecallを有効にしないアイデアを社内で議論していることがわかりました。
For what it's worth I've heard this might change by the time Copilot+ PCs launch on June 18. The option to not enable Recall during OOBE is actively being discussed internally. https://t.co/zBXLEcxIvu
— Zac Bowden (@zacbowden) June 1, 2024
同氏は「6月18日のCopilot+ PC発売までには変更されるかもしれないと聞いている。OOBE中にRecallを有効にしないオプションについては、社内で活発に議論されている」とXに投稿しています。
AMDはComputex 2024で、Copilot+ PCの要件をクリアしたRyzen AI 300シリーズノートブックAPUを発表しました。Ryzen AI 300シリーズを搭載したノートPCは7月から順次発売される予定で、Recallはさらに多くのPCで利用可能になると予想されます。