最近、Windows 11のLTSCイメージがインターネット上に流出し、セットアップ時に「IoT Enterprise LTSC」を選択すると、本来実行されるはずの最小要件のチェックがスキップされる事が判明しました。
今回、このバイパステクニックがLTSC(Long Term Servicing Channel)版以外でも動作することが、前述の方法を発見したXユーザーのBob Pony氏によって発見されています。
Just found out that it also applies for the regular Windows 11 IoT Enterprise edition (non-LTSC) when picked in the Windows Setup.
It's pretty clear that IoT Enterprise is the SUPERIOR edition of Windows 11, no need to bypass any system requirements B.S. with any workarounds! 🎉 https://t.co/ErkbaNglZ8 pic.twitter.com/SzKaNRwbWO
— Bob Pony (@TheBobPony) April 20, 2024
同氏は、セットアップ画面でまず「Windows 11 Pro」を選択し、要件チェックによってインストールできない事を確認した後に「Windows 11 IoT Enterprise」を選択しなおして、インストールできることを確認しています。
このテクニックはWindows 11の最新バージョン24H2でのみ動作するようです。
FYI: This only works for Windows 11 Version 24H2, using Windows 11 Version 23H2 and older will still show this message:
参考:これはWindows 11 Version 24H2でのみ機能します。Windows 11 Version 23H2およびそれ以前のバージョンを使用しても、このメッセージは表示されます:
なお、Windows 11の最小要件には、TPM 2.0やセキュアブートの他に、CPUの世代チェックが含まれていて、ユーザーの間で大きな論争となりました。
サポート対象外となるものの、Rufusやレジストリの変更によって、最小要件を満たさないPCでWindows 11が動作可能なことは確認されています。