Microsoftは先日、Windows Insider ProgramのDevチャンネルユーザー向けに、「Windows 11 Build 25179」を公開しました。同ビルドでは、これまで一部のユーザーだけが利用できた、ファイルエクスプローラーのタブ機能が全ユーザー向けに展開されています。
ファイルエクスプローラーのタブ機能は待望の機能ですが、まだ開発中ということもあり、一部重要な機能が不足しています。
Neowinは今回、現状のファイルエクスプローラーのタブ機能に不足し、正式版として公開されるまでに追加してほしい5つの機能をリストアップしています。
それらの機能は以下の通りです。
- パフォーマンスの改善: 2、3個のタブを使用する場合は問題ないものの、多くのタブを開くと重くなることがある。実際新しいタブを開くより、新しいウィンドウを開く方が少し早い。
- タブのマージ: 通常のタブ型インターフェイスでは2つのフォルダを同時に閲覧することができない。画面を分割しタブを同時に確認することができる機能が欲しい。
- タブのコンテキストメニューの改善: タブのコンテキストメニューを充実し、複製、ピン留め、結合のようなオプションがあればもっと良い。現在は以下の3つのメニュー項目。
- 永続的なタブグループ: ChromeなどのWebブラウザで利用できるタブグループを作る機能があると便利。
- タブをウィンドウとしてドラッグ&ドロップする: タブをドラッグ&ドロップしてウィンドウに変換する機能。タブとウィンドウの両方を使用して作業したい場合に便利。
タブ型インターフェイスはWebブラウザでも採用されており、多くのユーザーが親しんでいます。それだけに機能の充実がより求められることになるのかもしれません。
Windows 11のファイルエクスプローラーのタブ機能は、Windows 11 Version 22H2には搭載されないものの、23H2を待たずに一般公開される可能性があります。