Microsoftは12月5日(現地時間)、Windows 11 Version 22H2にデータベース接続が失敗する既知の不具合が存在することを発表しました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたリリースヘルスページには以下のような情報が追加されています。
不具合の内容は「KB5019980をインストールすると、Microsoft ODBC SQL Server Driver(sqlsrv32.dll)を利用したODBC接続で、データベースにアクセスするアプリが接続に失敗することがある」というものです。アプリ内でエラーが発生したり、SQL Serverから以下のようなエラーを受け取ることがあるとのこと。
The EMS System encountered a problem
Message: [Microsoft][ODBC SQL Server Driver] Protocol error in TDS Stream
Message: [Microsoft][ODBC SQL Server Driver]Unknown token received from SQL Server
該当するアプリを使用しているかどうかわからない場合は、データベースを使用するアプリを開き、コマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
tasklist /m sqlsrv32.dll
この不具合が影響するプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 10, version 22H2; Windows 11, version 21H2; Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10 Enterprise LTSC 2016; Windows 10 Enterprise 2015 LTSB; Windows 8.1; Windows 7 SP1
- Server: Windows Server 2022; Windows Server 2019; Windows Server 2016; Windows Server 2012 R2; Windows Server 2012; Windows Server 2008 R2 SP1; Windows Server 2008 SP2
Microsoftは問題の解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定です。