Windows 11の月例更新プログラムKB5040442とKB5040431が公開 - 2024年7月の月例更新、タスクバーの不具合が修正

2024年7月10日

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Microsoftは7月9日(現地時間)、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 11 Version 23H2/22H2用の累積アップデートKB5040442とVersion 21H用の累積アップデートKB5040431をリリースしました。

更新プログラムは主にシステムの品質を改善し、セキュリティ問題を修正するものです。

自動的にインストールされますが、Windows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して手動でインストールすることもできます。

それぞれの変更点は以下の通りです(キュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。

July 9, 2024—KB5040442 (OS Builds 22621.3880 and 22631.3880)

Windows 11 Version 23H2/22H2用の更新プログラムKB5040442では、6月25日に公開されたKB5039302の内容に加え、タスクバーが操作できなくなることがある既知の問題の修正が行われています。Windowsインストーラーの変更、Remote Desktop MultiPoint Serverの修正、Remote Authentication Dial-In User Service (RADIUS)プロトコルの修正も行われています。

リリースノートは以下の通りです。

ハイライト:

Taskbar (known issue) You might not be able to view or interact with the taskbar after you install KB5039302. This issue occurs on devices that run the Windows N edition. This edition is like other editions but lacks most media-related tools. The issue also occurs if you turn off “Media Features” from the Control Panel.

改良と修正:

Windows Installer. When it repairs an application, the User Account Control (UAC) does not prompt for your credentials. After you install this update, the UAC will prompt for them. Because of this, you might have to update your automation scripts. Do this by adding the Shield icon. It indicates that the process requires full administrator access. To turn off the UAC prompt, set the HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Installer\DisableLUAInRepair registry value to 1. For more information, see:

Application Resiliency: Unlock the Hidden Features of Windows Installer

Machine Policies - Win32 apps

Remote Desktop MultiPoint Server. A race condition causes the service to stop responding.

Remote Authentication Dial-In User Service (RADIUS) protocol. This issue is related to MD5 collisions. For more information, see KB5040268.

更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。

対象	症状	回避策
企業ユーザー	この更新プログラムまたはそれ以降の更新プログラムをインストールすると、Windows Pro から有効な Windows Enterprise サブスクリプションへのアップグレード中に問題が発生する場合がある。この操作により、次の症状が発生する可能性がる: OSのアップグレード操作に失敗し、「タスクスケジューラ > タスクスケジューラライブラリ > Microsoft > Windows > Subscription」のLicenseAcquisitionスケジュールタスクの「最終実行結果」に「アクセスが拒否されましたエラー（エラーコード0x80070005）」と表示されることがある。	数週間以内にWindowsアップデートでリリースする予定の解決策に取り組んでいる。。

対象

症状

回避策

企業ユーザー

この更新プログラムまたはそれ以降の更新プログラムをインストールすると、Windows Pro から有効な Windows Enterprise サブスクリプションへのアップグレード中に問題が発生する場合がある。

この操作により、次の症状が発生する可能性がる: OSのアップグレード操作に失敗し、「タスクスケジューラ > タスクスケジューラライブラリ > Microsoft > Windows > Subscription」のLicenseAcquisitionスケジュールタスクの「最終実行結果」に「アクセスが拒否されましたエラー（エラーコード0x80070005）」と表示されることがある。

数週間以内にWindowsアップデートでリリースする予定の解決策に取り組んでいる。。

更新プログラムはWindows Updateの他、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services(WSUS)を利用してインストールすることができます。