Microsoftが先日公開したWindows 7用の月例品質ロールアップKB4499164は、公開当初から、McAfeeの一部のアンチウイルスソフト製品が存在する環境で、システムの起動が遅くなったり反応しなくなったりする既知の不具合が存在することが明らかとなっていました。
しかしKB4499164の問題はこれに留まらず、Sophosのアンチウイルス製品が存在する環境でも同じような不具合を引き起こしているようです(Softpedia)。
Sophosの公式サポートページ「Following the Microsoft Windows 14th May update some machines hang on boot」によると、5月14日に公開された更新プログラムを適用後、起動時にマシンが"Configuring 30%"でハングアップする現象が報告されたとのこと。
該当の更新プログラムは、月例品質ロールアップのKB4499164とセキュリティオンリーアップデートのKB4499175で(ただしKBページの既知の不具合にはまだ追加されていません)、「Sophos Endpoint Security and Control」と「Sophos Central Endpoint Standard/Advanced」が対象のソフトウェアと説明されています。
SophosはMicrosoftと協力し修正作業を行っているとのことですが、修正時期がいつになるかは明らかにされていません。
回避策はセーフモードで該当の更新プログラムを削除することで、これでも解決できない場合、「Sophos Anti-Virus」サービスの起動を「無効」に設定し、セーフモードから抜けた後でアップデートの削除を試みるよう案内されています。