Microsoftは本日、月例更新の一環としてWindows 8.1、Windows 7などに対し、月例品質ロールアップとセキュリティオンリーアップデートを公開しました。Windows 7用の更新プログラムは有償サポートを契約しているユーザーのみの提供となっています。
公開された月例品質ロールアップは以下の通りです(括弧内はセキュリティオンリーアップデート)。
- Windows 8.1/Windows Server 2012 R2: KB5003209(KB5003220)
- Windows 7 SP1/Widnows 2008 R2 SP1: KB5003233(KB5003228)
- Windows Server 2012: KB5003208(KB5003203)
更新プログラムは、Windows UpdateまたはMicrosoft Updateカタログを利用してインストールすることが可能で、それぞれの変更点は以下の通りとなっています。
May 11, 2021—KB5003209 (Monthly Rollup)
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2用の月例品質ロールアップKB5003209では、Windows App PlatformとFrameworks、Windows Silicon Platform、Microsoft Scripting Engineのセキュリティアップデートが行われています。
Security updates to Windows App Platform and Frameworks, Windows Silicon Platform, and Microsoft Scripting Engine.
更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。
回避策はKBページでご確認ください。
Windows UpdateやMicrosoft Update、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services (WSUS)などを利用してインストールすることができます。
May 11, 2021—KB5003233 (Monthly Rollup)
Windows 7 SP1/Widnows 2008 R2 SP1用の月例品質ロールアップKB5003233では、Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1)を実行しているデバイスで、Stop error 0xAによって頻繁にクラッシュする可能性があるServer Message Block(SMB)プロトコルの問題の修正や、Windows App PlatformとFrameworks、Windows Silicon Platform、Microsoft Scripting Engineのセキュリティアップデートが行われています。
Addresses an issue in the Server Message Block (SMB) protocol which may cause frequent crashes with Stop error 0xA on devices that run Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1).
Security updates to Windows App Platform and Frameworks, Windows Silicon Platform, and Microsoft Scripting Engine.
更新プログラムには以下の2件の既知の不具合が存在します。
- 更新プログラムをインストールしてデバイスを再起動すると「Windows更新プログラムの設定に失敗しました」というエラーが表示されることがある。
- 特定の操作をクラスター共有ボリューム上のファイルやフォルダーに対して実行すると「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)」が発生する。
回避策はKBページでご確認ください。
Windows UpdateやMicrosoft Update、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services (WSUS)などを利用してインストールすることができます。