Microsoftは、Windows 11の最新の機能アップデート「Windows 11 Version 22H2」で、ファイルエクスプローラーのタブ機能をついに実現しました。
ファイルエクスプローラーのタブ機能は、フォルダの情報をタブ毎に表示し素早く切り替えることができるタブブラウザのような機能で、複数のフォルダを同時に開いて作業する場合に特に便利な機能だとされています。
今回、このファイルエクスプローラーのタブ機能の構想が、今から30年ほどさかのぼり、Windows 95のベータ版から存在していたことがわかりました(Neowin)。
Windowsのアマチュア歴史家であるTwitterユーザーの@wowstartsnow氏が発見した情報で、タブ付きファイルエクスプローラーがベータ版でのみ利用でき、正式リリースに至らなかった理由は不明です。タブ機能つきのファイルエクスプローラーが、当時としてはあまりに複雑そうに見えるためか、あるいは、何らかの不具合が発生したためではないかと予想されています。
An update for Windows 11 version 2H22 brings tabs to File Explorer. But did you know tabs were initially tested during the development of Windows 95 (1995)? 25 years on, they were tested again during the development cycle of Windows 10. Learn more @ https://t.co/Q644NZOH5i! pic.twitter.com/P4Xx78eheg
— Windows On Windows (@windowsonwindows@mas.to) (@wowstartsnow) December 4, 2022
Microsoftは、Windows 10でも複数のアプリをグループ化して扱うことができる「Sets」と呼ばれる機能の開発を進めていましたが、一部のInsiderに提供されただけで、一般公開されることはありませんでした。
Windowsのタブの歴史は以下の動画でも確認可能です。
