Microsoftは10月9日(現地時間)、Windows Insider向けにCopilotアプリの新機能を発表しました。今回のアップデートでは、日常の作業をよりスマートにする2つの大きな新機能が追加されています。
1. 「Connectors」で個人サービスと連携
まず「Connectors」と呼ばれる機能が追加され、GmailやOneDriveなどさまざまなサービスへの接続をサポートするようになりました。以下のような個人向けサービスをサポートしています:
- OneDrive
- Outlook(メール、連絡先、カレンダー)
- Google Drive
- Gmail
- Google カレンダー
- Google 連絡先
複数のアカウントを横断して自然言語で検索することができ、例えば「Sarahのメールアドレスは?」 「先週の学校のノートを探して」といった質問に対して、Copilotが関連情報を自動で抽出してくれます。サービスへの接続は任意で、Copilotアプリの設定画面から簡単に有効化できます。
2. ドキュメント作成&エクスポート機能
もうひとつの注目機能は、Copilotから直接ドキュメントを生成・出力できる機能です。現在以下の形式に対応しています:
- Word(.docx)
- Excel(.xlsx)
- PowerPoint(.pptx)
- PDF(.pdf)
例えば「このテキストをWordにエクスポートして」 「この表からExcelファイルを作って」といった指示で、即座に編集可能なファイルが生成されます。600文字以上の応答には、WordやPDFなどへのエクスポートボタンも自動表示されるようになりました。
目次
まとめ
このアップデートは、Copilotアプリのバージョン 1.25095.161.0 以上で順次展開中です。すべてのInsiderにすぐ届くわけではありませんが、今後数週間で広く利用可能になる見込みです。今回のアップデートは、Copilotが単なるAIアシスタントから、ユーザーの情報ハブへと進化する兆しかもしれません。