Microsoftが現在サポートしているデスクトップコンピューター向けのOSは、Windows 10とWindows 11のみに限られています。これ以前のOSはサポート対象外となっており、クリーンインストールした場合にアップデートを入手するのは難しい状態です。
本日紹介する「Windows Update Restored」はこの問題を解決するためのコミュニティプロジェクトで、Windows Updateウェブサイトの複製を提供します。
プロジェクトはMicrosoftとは無関係で、いかなる保証もありませんが、Windows Update Restoredを使用することで、Windows 95、NT、4.0、98、Me、2000、XPなどの古いWindows向けのアップデートを簡単に入手することができるようになります(一部のOSについては今後対応予定)。これらのWindowsはWebブラウザでMicrosoftのWindows Updateサイトを開きシステムを更新することができました。
現在、Windows Update v3.1(1997年)が利用できるだけですが、将来的にはWindows Update v4(2001年)、Windows Update v5(2004年)の復元も行う予定です。
現時点で動作しているWindows Update v3.1では、Windows 95, Windows NT 4.0 SP3+、Windows 98 First / Second Edition、Windows MEが動作し、近い将来Windows 2000をサポート対象とする予定です。
Windows UpdateサイトとOSの関連はCompatibilityページで確認可能です。
また実際に古いWindowsでサイトを使用する様子を撮影したデモ動画も公開されています。
Windows Update Restoredは興味深いプロジェクトですが、日々の作業を行う場合、Windows 10や11など公式にサポートされているOSを使用することが推奨されています。
[via BetaNews]